第9回研究大会

第9回を迎えるデジタルアーカイブ学会研究大会では、分野横断的・多角的な視点から、デジタルアーカイブの可能性を探ります。一般研究発表・企画セッションはもちろん、初実施となるオープニングアクト「生成AI時代のデジタルアーカイブをみんなで考える」、学会賞授与式などを実施します。

デジタルアーカイブの最新動向を俯瞰し、議論する2日間となります。みなさまのご参加をお待ちしています。

スケジュール


【1日目】オープニングアクト・学会賞授与式・交流会
日時:11月1日 (金) 13:00-18:00
会場:東京大学本郷キャンパス 福武ホール

受付 (12:00~)
13:00~13:05 開会挨拶(実行委員長、会長)
13:10~14:30 オープニングアクト(80m)
14:40~15:40 学会賞授与式(60m)
15:40~16:10 企業展示プロダクトレビュー(30m)
16:30~18:00 交流会(90m)

【2日目】 一般発表・企画セッション
日時:11月2日 (土)10:00-18:30

会場:本郷キャンパス法科大学院 総合教育棟

10:00~11:30(90m)企画セッション ① 3か所開催

11:30~13:00 昼休み(企業展示及び学生DAデモ見学)

13:00~14:10(70m) 一般研究発表① 15分×4本、5か所開催

14:20~15:30(70m) 一般研究発表② 同上

15:30~16:00 休憩(企業展示及び学生DAデモ見学)

16:00~17:30 (90m) 企画セッション② 4か所開催

17:45~18:15 全体レビュー及び閉会の挨拶 

◆ 10:20~16:50 技術相談会(305教室)

◆ 11:30~16:30 企業展示及び学生DAデモ(204教室)

プログラム

  • 1 一般研究発表
  • 2 企画セッション(現地対面形式)
  • 3 サテライト企画セッション(オンライン開催)
  • 4 オープニングアクト
  • 5 学会賞授与式
  • 6 会員交流会
  • 7 関連企業展示
  • 8 技術相談会

オープニングアクト


〈11月1日(金)13時10分~14時30分〉
『生成AI時代のデジタルアーカイブをみんなで考える』

  • 1.開催趣旨
    近年のAI技術の発展、とくに生成AIの出現は、私たちの仕事や生活を大きく変えた。AIは膨大なデータを学習し、新たなアウトプットを手助けしている一方で、フェイクや情報操作が世界に暗い影を落としている。
    そして、生成AIの影響はデジタルアーカイブにも及んでいる。専門家の手によって体系化された良質なデータセットは、AIへの学習も期待されている。また、日々の業務において生成AIを活用しているデジタルアーカイブ機関もあるだろう。私たちは、もはや生成AI以前の世界に戻ることができない。
    このような生成AI時代において、デジタルアーカイブをめぐる社会制度はどのように設計されるべきなのか。紙の書籍を対象に設計された著作権制度をはじめ、従来の様々な社会制度が見直される日が来ている。
    研究大会の冒頭に位置付けられた本セッションでは、法制度や、技術、メディア、偽情報、オープンサイエンス、アート、教育、ビジネスなどの視点を横断しつつ、知識インフラとしてのデジタルアーカイブはどうあるべきなのか、それは私たちの社会をどのように変えるのか、大きな見取り図を構想する。
    当日は、まず登壇者からライトニングトークの形式で短く話題提供を行いつつ、来場者からの質問やコメントをリアルタイムで壇上に表示し、またそれに登壇者が応答する形をとる。このような双方向の議論を通じて、生成AI時代のデジタルアーカイブを「みんなで考える」場を創ってみたい。

  • 2.登壇者2.登壇者(五十音順。肩書は2024年8月時点のもの。発表タイトルはいずれも仮題であり、変更される場合があります)
  • 【2024年10月29日追記】登壇資料はこちらのリンク先に順次アップロードいたします →[資料リンク]

    ・生貝直人(一橋大学)「生成AIと法制度」
    ・大井将生(人間文化研究機構 / 国立歴史民俗博物館)「生成AI時代のデジタルアーカイブと教育」
    ・大向一輝(東京大学)「AIとつくるデジタルアーカイブ」
    ・神田武(株式会社モルフォAIソリューションズ)「AuthenticなAIの実現に向けて」
    ・数藤雅彦(弁護士):司会
    ・谷島貫太(二松学舎大学)「生成AIと対話型インターフェースから考える〈ユーザー〉の未来」
    ・西岡千文(京都大学)「生成AIによる論文利用とアーカイブ機関」
    ・本間友(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)「AIがいる世界のアート・アーカイヴ・ミュージアム」
    ・宮本聖二(立教大学、日本ファクトチェックセンター)「AI時代のファクトチェック」

申し込み

下記フォームから、お申し込みください。

また、多くの方に開催をお知らせいただけますよう、お願いいたします。

参加登録は以下のPeatixページからチケットの購入をお願いします。

▼参加登録はこちら▼
https://digitalarchive9.peatix.com

協賛

・デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)
・㈱QUICK
・デジタルアーキビスト資格認定機構

後援

・アート・ドキュメンテーション学会
・記録管理学会
・情報知識学会
・情報メディア学会
・全国歴史資料保存利用機関連絡協議会
・東京文化資源会議
・日本アーカイブズ学会
・日本出版学会
・日本デジタル・ヒューマニティーズ学会
・文化資源学会
・情報処理学会人文科学とコンピューター研究会